こんにちは!ジョーです‼︎
先日行われた岩国基地フレンドシップデーの有料観覧席で、1番高額となる「写真撮影者用有料観覧席」が20,000円で発売され、一部で高いという声が上がりましたが、結局のところ、発売から僅か数分で完売しました。
さて、そんな有料観覧席について海外のエアショーと比較してみると、金額だけではなく色んなことが見えてきました。今回はそんなエアショーの値段について、海外のエアショーや日本のイベントと比較しながらお話していきます‼︎

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日本のエアショーは高いのか⁇
2022年から試験的に導入された有料観覧席はその基地にもよりましたが5,000〜10,000円でした。
初めてその金額が発表された時の感想は、「多少いいところで撮影できたとしてもこれは高い‼︎」と思っていました。実際、持ち込めるレンズの大きさには制限がありましたし、特にそれ以外の特典も無いようでしたのでそこに10,000円はキツいと思った方も多いと思います。
ちなみに、岩国フレンドシップデーで販売されていたチケットは以下の通りです。
・一般有料観覧席 小人6,000円、大人6,500円 ※このエリアでは、6インチ(または15.25cm)を超えるレンズの使用禁止。
・写真撮影者用有料観覧席 20,000円 ※記念コイン、タオル、うちわ、マップ、ドッグタグ、バッグなどが付属します。

この金額についてこれから比較する海外のエアショーや国内の様々なイベントと比較してみたところ、「案外相場から大きく外れていないのでは?」と感じました。
とはいえエアショーの値段やサービスの内容は、海外のエアショーへ行ったことのない方は馴染みがないので紹介しつつ比較していきます!
世界のエアショーとの比較
今回比較対象としたエアショーは次の2つです。
・エアロ・インディア2023(インド、2023年2月開催)
・オーストラリアン・インターナショナル・エアショー(オーストラリア、2023年2月開催)
※アバロン・エアショーとも呼ばれる
この2つは日本からもツアーを組まれることがあるほど人気で、環太平洋圏で最も注目度が高いエアショーです。
エアロ・インディア2023
エアロ・インディアはインド最大のエアショーで、2023年は2月13~17日の4日間行われました。このエアショーは、一般向けのショーとビジネス向けの展示会を併せた複合イベントになり、2年に1回行われます。
インド軍だけではなく、アメリカ軍なども参加しておりバリエーションに富んだ航空機が展示されていることが特徴です。
さて、その値段ですが一般客とビジネス客で異なります。
・一般客 50ドル(約6,500円)
・ビジネス客 150ドル(約20,000円)
※1ドル=131円で計算
エアロ・インディアは入場料を含む金額となっており、事前にチケットを購入し専用のアプリをダウンロードして入場します。

オーストラリアン・インターナショナル・エアショー
オーストラリアン・インターナショナル・エアショーは、メルボルン郊外のアバロン飛行場で行われることから「アバロン・エアショー」とも呼ばれます。
このエアショーもビジネス向けの展示会を兼ねたショーとなっており2年に1度開催されます。約1週間の日程のうち前半がビジネス向け、後半が一般向けとなっており日本からもツアーが組まれるなど人気の海外エアショーです。
そしてその値段ですが以下の通りとなります。アバロン・エアショーも入場料込みになります。
・15歳以下 無料
・16歳以上 89オーストラリアドル(約7,800円)
・学生など 72オーストラリアドル(約6,300円)
※1オーストラリアドル=88円で計算

上記のほかにも「ゴールド・パス」など上級チケットもあり、こちらを購入すると一般席より滑走路の近くに設営されたグランドスタンドを利用できます。そこでは食事などが提供されているダイニングエリアなどがあり、一般チケットよりも優雅にエアショーを楽しむことができます。※フードなどは別料金になります。
各エアショーの金額比較
ここまで紹介したエアショーの最も一般的なチケットの価格を比較したところ下記の通りです。
入場料 | 有料席 | |
岩国フレンドシップデー | 無料(年齢制限なし) | 6,500円 |
そのほかの航空祭 | 無料(年齢制限なし) | 5,000~10,000円 |
エアロ・インディア | 約6,500円 | 入場料込み |
アバロン・エアショー | 約7,800円 | 入場料込み |
それぞれのエアショーの主催やスポンサー企業に違いがありますので、サービスなどを含めた比較は難しいですが、エアロ・インディアやアバロン・エアショーが入場も含めて有料と考えると、岩国フレンドシップデーなど日本で行われるエアショーは、少なくとも入場は無料なので比較的リーズナブルに楽しめるのではないでしょうか?

国内イベントとの比較
ここでは国内で最もポピュラーなスポーツイベントやフェスなどのイベントのチケット価格と比較してみました。
プロ野球のチケット価格との比較
プロ野球の試合で最もメジャーなジャイアンツの東京ドームでのホームゲームは、座席によって金額は異なります。
最も安いチケットで1,500円、最も高いもので14,500円となっており入場料込みとなっております。

国内主要フェスとの比較
国内で行われる最大級の音楽フェス「ROCK IN JAPAN」は、1日券が14,000円となっております。2023年も5日間の日程で開催予定で、複数日分まとめて購入すると少々安く購入できます。

各イベントとの金額比較
国内のイベントと料金比較すると以下の通りです。
入場料 | 観覧席 | |
岩国フレンドシップデー | 無料(年齢制限なし) | 6,500円~20,000円 |
そのほかの航空祭 | 無料(年齢制限なし) | 5,000~10,000円 |
プロ野球公式戦 | 座席代込み | 1,500~14,500円 |
ROCK IN JAPAN | 座席代込み | 14,000円(1日券) |
国内のメジャーなイベントと比較しても大きく相場から外れていないように感じます。むしろ、入場料無料で観客動員数が数万~数十万人規模となるイベントもなかなか無いと思いますので、航空祭などに出店する飲食店などは稼ぎ時ではないでしょうか?
おわりに
いろんなイベントと国内最大級のエアショー、岩国フレンドシップデーをはじめとした日本国内のエアショーで設置される「有料観覧席」について金額を比較しつつ考察してみました。
提供されるサービスはイベントによって異なりますが、金額を並べると開催規模や動員される人数はひけをとらないにも関わらずそこまで大きな金額の差が無いという印象を私は受けました。
有料観覧席を利用しなくても無料で入場でき楽しめることを考えれば「むしろ安いのでは?」と思いました。皆さんもご覧になっていろんな意見があるかと思いますが、エアショーを違う角度で見てみることは非常に興味深かったです。

いろんなイベントと比較しつつ感じたことは、「有料観覧席の満足度」が向上したらもっとショーを楽しむことが出来たり、新たな客層の開拓もできるかもしれないと感じました!例えば、ブルーインパルスのサインを優先的にもらうことができるとか、食事付きでイベントを楽しむことができるなど・・
アイディアはエアショーを楽しみたい方の数だけあるかもしれません。
今さらですが、自衛隊の航空祭で設けられている有料観覧席は税金とは異なる形で防衛省の財源を確保する手段として考えられました。各地での売り上げ金がどのように流れていくのか私は分かりませんが、その一部でも開催した基地に入るようにしたら「ふるさと納税」のように各基地で工夫してより満足度の高いサービスを切磋琢磨して考えてくれると思いますが・・・
あくまで国を守ることがお仕事ですから、支障にならない程度でお考えいただけるといいですよね!
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