「飛行機好きは鉄オタより民度がいい?」それは幻想だ

こんにちは!
じょーです!!
いつも飛行機や自衛隊について、自分の経験談を交えながらできるだけ分かりやすくその世界をご紹介しています。
今回は「オタクの民度」に関するお話。
乗り物系趣味といえば、鉄道関係が最もメジャーで、飛行機関係がその次というイメージですが皆さんはいかがでしょうか?
そんな乗り物系の趣味、たびたび熱狂的ファンの対応が迷惑をかけ、SNSで炎上します。
特に撮り鉄が迷惑をかける様子が有名ですよね。
当然それは、ごく一部のモラルにかける方が起こしたことではあるのですが、実は飛行機界隈もいます。
今回はそんなヤバいやつについて解説しましょう。
「鉄道VS飛行機」??所詮同じ穴のムジナ
鉄道や飛行機、これらの乗り物を撮影する人たちに共通する価値観が「レア度」。
これを重視する人は、わからない人には見分けのつかないレベルで識別して、その良し悪しでマウントを取ることにより気持ちよくなる人が多い世界。
プロとかアマとか関係ない。
例えば、私も職場で鉄オタたちの「三国志」を見聞きして、「会議おわんねぇかな〜」と天を仰ぐ・・・それくらい興味がない人にとっては不毛な世界です。
写真界隈の機材マウント??
それは買えば解決する話。
私もカメラコミュニティで知り合った友人たちと会うと、ネタでいつも機材マウント受けます。
私の友人たちは皆さん、なぜか最新のフラッグシップ機とかライカなどが当たり前という感じなので、正直飛行機界隈のこの手のネタ投稿見ても、型落ちの白レンズ並べるばかりで「もっと本気出して」って思うくらい可愛く見えます。
そんな話は置いておき、このマウントは「1枚の写真と自慢話」で構成する「撮れた者勝ち」で「言った者勝ち」の世界です。
双方に共通しているのは「知識の引き出しがどれだけ多いのか」を競っているというところです。
申し訳ありませんが、専門の書籍を読めば大抵のことは解決する話です。
迷惑行為の実例紹介
百聞は一見にしかず、文句ばかり並べても仕方ないので実例を紹介しましょう。
この動画をご覧ください。
こちらは友人から共有してもらった航空自衛隊小松基地の近隣の様子です。
これを見てどう思いますか??
「危ない」、「邪魔」、「キモい」・・・まあそんなところでしょうか。
これでも一部の「クズ鉄」と呼ばれる迷惑系撮り鉄と比べて民度いいと思えますか?
これ、まだ氷山の一角です。
とりあえず、飛行機を撮る人にもヤバいやつがいると言う認識はある程度できたと思いますので、冷静に何が良くないのか考えてみましょう。
・駐車禁止区域にも関わらず平気で駐車している
・車道ギリギリの位置まで並べられた脚立など
・ガードレールに登って撮影しようとする人
・(同様に車道ギリギリまで並び、通っていく車などお構いなしと見受けられる人々)
リストアップするとこのような感じです。
動画の最後にチラッと映ってましたが、駐車場が近くにあるんですよね・・・
この付近で撮影すること自体が悪いとは言いませんが、関係ない人の迷惑をかけてまで撮らないといけない写真って世の中にはないと思っている私にとっては理解しかねる状況です。
なぜこのようなことが発生しているかというと、7月9日から8月4日まで実施している米軍主催訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」の一環で、アメリカ空軍の戦闘機が小松基地に訪れて訓練を行なっていることが主な原因です。
ファン目線で言うと、「いつもとは違うヤツ」が撮影できるので、その気持ち自体は理解できますが、自分勝手な振る舞いは興味ない人からすると「とにかく邪魔」でしかありません。
飛行機界隈ではとうとう自治体から注意文がリリースが出されています。
ブルーインパルスがいる街として有名な東松島市で、以下のようなリリースが出ています。

ブルーインパルスを見学に行く代わりに農地荒らすとか考えられません。
ちなみに、東松島市はブルーインパルスを観光資源として活用しており、その一環で松島基地周辺には見学者向けの駐車場を何ヶ所も設けているにも関わらず、こんな状況なのです。
じょーが実際に見たヤバいやつ
私自身も航空祭だけでなく、様々な空港周辺の撮影スポットで飛行機などを撮影してきました。
その中で見たヤバい(迷惑)な人の一例がこちらです。
・空港の展望デッキを占拠する
・不必要な場所取りをする
この中で特に印象的だったのが、「空港の展望デッキを占拠する」人たちでした。
これを見た時も、珍しい飛行機を撮影しようとしている方たちで展望デッキは密集していました。
私は「少し空くタイミングがあるかもしれない」と期待を寄せつつ近くで様子を見ていたら、その人たちのすぐ後ろで幼い子供がもの見た気に待っていました。しかし、写真撮影に興じている大人たちは誰も譲る気配がなく、その様子を見かねて声をかけましたが、かわいそうなことに怖がっている様子でした・・・。

その後どうなったのかは想像におまかせします。
その他にも以前にアンケートなどで明らかになったヤバい人たちはこちらの記事をご覧ください。
世の中とんでもない方がいるものだと思い知らせれました。

どう振る舞うのが正解なのか?
はっきり言って「真面目にルールやマナーを守って」以外ありません。
特に写真撮影をする方全体に共通する問題点が、「いい写真を撮りたい」ため、撮影するために必要なリサーチや許可取りだけでなく、実際に足を運んだ時には人通りなどを確認しないで(仮にしていたとしても)、自分勝手にやりたい事だけやってしまい周りに迷惑をかけていることが社会的な問題となっています。
個人的には、自分にとってリスクしかないので、なんでやらないのか理解できないのですが、「めんどくさい」が先行してしまうのかもしれません。
しかしながら、この影響で炎上や撮影地の減少、商用・趣味関係なく撮影行為の禁止が発生する前例がすでに生まれているので、撮影地のルールや一般的なマナーを再確認は最低限実施したらいいと思っています。
そのため「どう振る舞うのが正解なのか?」という問いに対しては、「まず、落ち着いて周りを見ろ」と言わせていただきます。

まとめ
飛行機や鉄道といった乗り物系趣味では、熱心なファンの中に一部マナーを欠く行動が問題となることがあります。
特に撮影時に他人の迷惑を顧みない行為が目立ち、社会的なトラブルに発展することも。筆者の経験を交えて、その実態と注意点を解説しました。
・駐車禁止エリアへの違法駐車
・車道近くに脚立を並べて撮影
・展望デッキの占拠や場所取り
・子どもや一般客への配慮の欠如
・レア機体の撮影を目的とする過熱した競争意識
・SNSなどでの自己承認欲求やマウント文化
・「落ち着いて周囲を見る」こと
・撮影地のルール確認とマナー順守
・社会的視点で行動を見直す意識
趣味を長く楽しむには、節度ある行動が不可欠です。
そして、これを読んでいただいた方はまず自分が加害者側だと自認してください。
最近マナーの悪さが顕在化することで、撮影スポットが以前よりも一気に減るまたは写真撮影に関してどんどん制限が加えられているところを見ているのは悲しくなります。
この流れを変えるにはまず、一人一人が模範になるしかないと思います。