【2025年航空祭】関西・大阪万博でブルーインパルスはどう飛ぶのか?

こんにちは!
じょーです!
いつも飛行機や自衛隊について、自分の経験談を交えながらできるだけ分かりやすくその世界をご紹介しています。
まもなく開催される大阪・関西万博、みなさんが期待しているプログラムの一つ、ブルーインパルスの展示飛行について気になりますよね?

ブルーインパルスが来るのは分かっているけど、どんな演技をするの?どうやったら綺麗に写真が撮れるの?
すごく気になりますよね?
そこで今回は大阪・関西万博でブルーインパルスが行う演技やその撮影をするための準備に役立つ情報について紹介します!
大阪・関西万博でブルーインパルスが飛ぶ日程
大阪・関西万博でブルーインパルスが飛ぶ日程は、防衛省から発表されており、次のとおりでした。
初日となる4月13日(日)の予定でしたが、当日は天候不良のため中止となりました。
そして、7月12・13日(土・日)に改めて大阪の上空を飛行する発表されました!
日時:
7月12日(土)15:00〜15:15 ※14:40頃、関西国際空港離陸予定
7月13日(日)15:00〜15:15 ※14:40頃、関西国際空港離陸予定
場所:大阪府夢洲会場上空
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飛行中の様子は報道各社でライブ配信を行いますので、現地へ行けない方はご活用ください!
ブルーインパルスの飛行ルートについて
関西国際空港を離陸し、通天閣、大阪城、太陽の塔、ひらかたパークを経由した後、待機空域へ移動。万博会場上空を通過する予定です。

参考までにGoogle My maps上にルートを書いてみたところ、こんな感じになりました。
ブルーインパルスはどんな演技を披露するのか?
今回のイベントは自衛隊基地で行う航空祭とは異なり、飛行場上空でアクロバットを行うようなものではありません。
東京オリンピックのように、近隣の飛行場(基本的に自衛隊基地)を拠点にして会場へ向けて編隊を形成しながらいくつかの課目(リモートショー)を実施します。
最近のブルーインパルスは、イベントや飛行する地域にちなんで演目を組み立てますので、披露された演技に考察を張り巡らせることも一つの楽しみ方です。
ただし国家的な事業なので、大空に花を描く「サクラ」は海外からの賓客などもいる場面では日本的な演目と言えるので実施するかもしれません!

松島基地及び万博会場上空で行われた事前訓練の目撃情報などから次の課目が実施される可能性があります。
展示飛行1日目(7月12日)に実施した演技課目は以下の7課目でした。
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ブルーインパルスの展開先
ブルーインパルスの展開先は、関西国際空港でした。
これは、2019年3月に奄美空港へ展開して以来の民間空港への展開となります。
なぜ関西国際空港を選ぶのか?
リモートショーでは、会場の最寄りとなる航空自衛隊の基地から展示先へ向かうと言いました。
これに沿ってどこを選ぶか考えると、通常では名古屋空港の向かいにある小牧基地となります。
しかし、小牧基地から万博の会場までは直線距離で160km弱あります。
会場まで遠い場合に考えられるリスクは、離陸後にトラブルが発生した場合の対応が遅れたり、会場までの経路に悪天候があると会場上空は天気に問題がなくても演技が披露できなくなくなる可能性があります。
また、関西国際空港なら洋上に立地しているので、騒音も比較的気にならなくなります。

ただし、民間空港を利用する場合、運用に必要な機材(スモークオイルや専用の車両など)を持って行ったりする必要があります。
関西国際空港にはどんな飛行機が来るのか?
ブルーインパルスが展開する時は、実際に演技を行うT-4練習機を7機(6機で展示、1機は予備機)、そして整備員や整備用機材、スモークオイルを運ぶために輸送機が1機訪れます。

輸送機はその部隊の都合によりますが、大抵はC-2輸送機やC-130輸送機を使用することが多いです。
ブルーインパルスを見る時の注意事項
万博の夢洲会場やランドマーク、関西国際空港展望ホール「スカイビュー」はかなり混雑することが予想されます。
混雑対策が各地で発表される可能性が十分にありますので、撮影先として検討している施設などのHPは必ずこまめに確認しましょう!
主催側からは安全確保と一般交通への影響を防止するため、通行の妨げになるような観覧を控えるよう呼びかけられています。
特に万博会場の周辺は、会場へアクセスするためのバスが運行しております。運行の妨げにならないよう注意して撮影や観覧を楽しんでください!
万博会場周辺の交通規制について
万博会場周辺は大阪府県警から知らされている通り、駐停車禁止や車両通行止めのとなっています。

関空展望ホールスカイビューの臨時休館と特別営業について
ブルーインパルスの飛行が予定されている7月12日と13日は、混雑が予想されるため特別営業されました。
具体的には警備を強化するため、警備員が配置されるだけでなく身分証の確認が必須になったり、入場料が発生します(通常は入場無料)。

また、同様に警備強化を理由にブルーインパルスが飛ぶ前後の日付は休館となります(基本は年中無休)。詳しくはスカイビューHPまで。
注意しなければいけないこととして、駐車場の使用ができなくなるほか身分証の確認や手荷物検査が行われます。
抜粋した内容が次のとおりです。

大阪城での観覧について
上空を通過する大阪城でも非常に混雑することが予想されるため、注意喚起が行われています。
要約すると以下の通りです。
・無料エリア内はかなり混雑する。
・フライト当日も暑くなることが予想されるので、大阪城公園の屋外箇所において快適な気温で飛行観覧ができる場所はない。(熱中症対策必須)
・特定の場所取りや長時間の滞留は禁止。ちなみに天守閣館内(8階展望台)からはほとんど見えない。
そのほか詳しいことは大阪城天守閣HPをご覧ください。
阪神高速(大阪地区)PAの一斉閉鎖について
阪神高速では、ブルーインパルスが飛行する7月12・13日(土・日)に交通管理上危険になる可能性があるとのことで、湾岸線と大阪港線にある計7か所のパーキングエリアを一斉閉鎖します。
当日、高速道路を利用する方はご注意ください。
大阪メトロ中央線の入場規制に関して
吉村洋文大阪府知事が定例記者会見で、大阪メトロ中央線では混雑する場合、入場規制を設けると発表しました。
当日は非常に混雑する恐れがあるので、大阪メトロのHPなどから最新情報を入手しましょう!

各地で撮影された作例について
展示飛行1日目に披露された様子について、SNSで見つけた素晴らしい写真を紹介します!撮影時の参考やにしてください!
通天閣
大阪城
太陽の塔
夢洲会場
おわりに
今回は大阪・関西万博で行われるブルーインパルスの展示飛行について、日程や課目などを紹介しました。
まもなく開催される大阪・関西万博は国内外から注目されており、ブルーインパルスは半年に及ぶ期間のスタートを告げる大舞台を盛り上げます!

関西国際空港を拠点にし、これまでの展示飛行でも類を見ない極めて貴重なケースとなります。
そもそも大阪周辺は空港も密集している影響もあり、ブルーインパルスの展示飛行は35年ぶりとかなり久しぶり!
また、この展示飛行実現には関空を拠点に活動する関西航空少年団の活躍を忘れてはいけません。
彼らは「大阪にブルーインパルスを呼びたい!」この一心で多くの大人の力を借り、大阪府知事や防衛大臣のもとへ足を運んで誘致活動を行い、そしてまもなくその夢は現実になります。
そんな、未来ある若者たちの一つの夢が実現することで始まる大阪・関西万博、かなり楽しみな展示の機会、普段は飛行機を撮らない方もぜひ、その活躍を応援するためにご覧ください!