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【2025年航空祭】関西・大阪万博でブルーインパルスはどう飛ぶのか?

joe
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こんにちは!
じょーです!

いつも飛行機や自衛隊について、自分の経験談を交えながらできるだけ分かりやすくその世界をご紹介しています。

まもなく開催される大阪・関西万博、みなさんが期待しているプログラムの一つ、ブルーインパルスの展示飛行について気になりますよね?

読者さん
読者さん

ブルーインパルスが来るのは分かっているけど、どんな演技をするの?どうやったら綺麗に写真が撮れるの?

すごく気になりますよね?
そこで今回は大阪・関西万博でブルーインパルスが行う演技やその撮影をするための準備に役立つ情報について紹介します!

この記事でわかること

大阪・関西万博でブルーインパルスが飛ぶ
・日程
・展示する演目
・撮影に役立つカメラやレンズ
・そのほか役立つアイテムなど

大阪・関西万博でブルーインパルスが飛ぶ日程

大阪・関西万博でブルーインパルスが飛ぶ日程は防衛省から発表されており、次のとおりです。

  • 大阪・関西万博開幕日におけるブルーインパルスの飛行について(航空自衛隊HPより引用)
  • 大阪・関西万博開幕日におけるブルーインパルスの飛行について(航空自衛隊HPより引用)
ブルーインパルスが飛ぶ日程

日時:4月13日(日)12:00〜12:15※11:40頃、関西国際空港離陸予定
(予行:4月10日(木)同時間帯)
場所:大阪府夢洲会場上空

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ブルーインパルスはどんな演技を披露してくれるのか?

今回のイベントは自衛隊基地で行う航空祭とは異なり、飛行場上空でアクロバットを行うようなものではありません

普段は宮城県にある松島基地を拠点に活動しているブルーインパルスですが、今回は東京オリンピックのように、近隣の飛行場(基本的に自衛隊基地)を拠点にします。

演技を行う際は、会場へ向けて編隊を形成しながらいくつかの課目(リモートショー)を実施する予定です。

スワン・ローパスを披露するブルーインパルス。
スワン・ローパスを披露するブルーインパルス。

最近のブルーインパルスは、イベントや飛行する地域にちなんで演目を組み立てますので、発表まで楽しみにしましょう!

ただし国家的な事業なので、大空に花を描く「サクラ」は海外からの賓客などもいる場面では日本的な演目と言えるので実施するかもしれません。

松島基地及び万博会場上空で行われた事前訓練の目撃情報などから次の課目が実施される可能性があります。

ブルーインパルス予行訓練で披露した演技

4月10日(木)に行われた予行では、次の科目が実施されました!
・デルタ・ローパス(大阪各地を飛行)
・デルタ360
・サクラ
・レベル・キューピッド
・720ターン(1機)
・チェンジ・オーバー・ターン
・レベル・サンライズ

サンライズを披露するブルーインパルス。

ブルーインパルスの飛行ルートについて

関西国際空港を離陸し、通天閣大阪城太陽の塔ひらかたパークを経由した後、待機空域へ移動。万博会場上空を通過する予定です。

大阪・関西万博開幕日におけるブルーインパルスの飛行について(航空自衛隊HPより引用)
ブルーインパルスの飛行について(航空自衛隊HPより引用)

参考までにGoogle My maps上にルートを書いてみたところ、こんな感じになりました。

  • ブルーインパルスの飛行ルート
  • 大阪城から北側の飛行ルート拡大図
  • 周回コース拡大図
ブルーインパルスの飛行ルート

関西国際空港を離陸後、
通天閣大阪城太陽の塔ひらかたパーク→大阪城→(待機空域)→夢洲会場の順で飛行します。
※待機空域は会場通過をするための時間調整で使用します。

ブルーインパルスの展開先

今回の展開先は、関西国際空港となりました。
これは、2019年3月に奄美空港へ展開して以来の民間空港への展開となります。

なぜ関西国際空港を選ぶのか?

リモートショーでは、会場の最寄りとなる航空自衛隊の基地から展示先へ向かうと言いました。
これに沿ってどこを選ぶか考えると名古屋空港の向かいにある小牧基地となります。

しかし、小牧基地から万博の会場までは直線距離で160km弱あります。
遠い場合に考えられるリスクは、離陸後にトラブルが発生した場合の対応が遅れたり、会場までの経路に悪天候があると会場上空は天気に問題がなくても演技が披露できなくなくなる可能性があります。
また、関西国際空港なら洋上に立地しているので、騒音も比較的気にならなくなります。

小牧基地から夢洲会場までの距離。Googleマップで作成。
小牧基地から夢洲会場までの距離。Googleマップで作成。

ただし、民間空港を利用する場合、運用に必要な機材(スモークオイルや専用の車両など)を持って行ったりする必要があります。

関西国際空港にはどんな飛行機が来るのか?

ブルーインパルスが展開する時は、実際に演技を行うT-4練習機を7機(6機で展示、1機は予備機)、そして整備員や整備用機材、スモークオイルを運ぶために輸送機が1機訪れます。

展示飛行の前にエプロンに整列するブルーインパルスのT-4練習機。
展示飛行の前にエプロンに整列するブルーインパルスのT-4練習機。

輸送機はその部隊の機材繰りによりますが、大抵はC-2輸送機やC-130輸送機を使用することが多いです。

ブルーインパルスを見る時の注意事項

公表されている万博会場などのランドマークや関西国際空港の展望ホール「スカイビュー」はかなり混雑することが予想されます。

混雑対策が各地で発表される可能性が十分にありますので、撮影先として検討している施設などのHPは必ずこまめに確認しましょう!

特に万博会場の周辺は、会場へアクセスするためのバスが運行しております。
運行の妨げにならないよう注意して撮影や観覧を楽しんでください!

注意点

・かなり混雑する可能性あり、必ず撮影や観覧先のHPで注意事項などがないか確認しよう!
・バスの運行など、各施設の運営に迷惑をかけないよう注意しよう!

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関空展望ホールスカイビューの臨時休館と特別営業について

ブルーインパルスの飛行が予定されている4月10日と13日は、混雑が予想されるため特別営業されます。
具体的には警備を強化するため、警備員が配置されるだけでなく身分証の確認が必須になったり、入場料が発生します(通常は入場無料)。

また、同様に警備強化を理由にブルーインパルスが飛ぶ前後の日付は休館となります(基本は年中無休)。詳しくはスカイビューHPまで。

スカイビューの臨時休館日と特別営業日

特別営業日:4月10日(木)、13日(日)
営業時間:10:00〜17:00 入場料:500円(現金のみ)

臨時休館日:4月9日(水)、11日(金)、12日(土)、14日(日)

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注意しなければいけないこととして、駐車場の使用ができなくなるほか身分証の確認や手荷物検査が行われます。
抜粋した内容が次のとおりです。

特別営業日の注意事項

身分証の確認
・18歳以上の方(同行の方も含む)は公的身分証明書(マイナンバーカード・運転免許証・パスポート・健康保険証等)の持参必須。提示しない(またはできない)場合は入場不可(身分証のコピー不可)。

持ち込み禁止物
・銃砲刀剣類、爆発物又は危険を伴う可燃物
・可燃性の液体、ガス、放射性物質その他これに類するもの
・火薬を使用したもの(花火/クラッカー)
・脚立、メガホン、拡声器、横断幕、旗竿、プラカード、ゼッケン、ヘルメット小型無人機、など、他の人の妨げになる可能性があるもの

詳しくはここをチェック!
関空展望ホールスカイビューHP
関空展望ホールスカイビューHP

ブルーインパルスを撮るときに最適なカメラは?

ここからは実際に撮影するときに必要なカメラなどについて、個人的にオススメできる機種を紹介します!

オススメカメラ3選

ブルーインパルスを撮影するときに特に重要となる要素が、「高速連続撮影枚数」「オートフォーカス性能」です。
ブルーインパルスが使用するT-4という飛行機は、割と速い部類なので、慣れない方は特に動体撮影に強い機種を選んだ方がミスを少なくすることができます。

また、オートフォーカスの速さと認識能力の高い機種、特に飛行機認識機能があるものを選ぶといいでしょう。
それを踏まえてオススメする機種が次のとおりです。

Nikon
Z50Ⅱ
料金
145,200円
Canon
R10
料金
132,000円
SONY
α6400
料金
130,900円

オススメレンズの種類

飛行機の撮影といえば望遠レンズ、特に焦点距離が長ければ長いほどいいと思われていますが、ブルーインパルスでは決してそうではありません。

例えば、サクラやスタークロスと呼ばれる空に大きく何かを描くような課目は描く範囲が広すぎるので広角レンズがなければ画角に収めることができません。
とはいえ、何本もレンズを持っても荷物が増えるだけです。

こちらを踏まえてオススメするのはズームレンズ!これを持っていろんな状況にも対応できるようにしましょう!

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おわりに

今回は大阪・関西万博で行われるブルーインパルスの展示飛行について、日程や課目などを紹介しました。
まもなく開催される大阪・関西万博は国内外から注目されており、ブルーインパルスは半年に及ぶ期間のスタートを告げる大舞台を盛り上げます!

入間基地航空祭でチェンジ・オーバー・ループを披露するブルーインパルス。

関西国際空港を拠点にし、これまでの展示飛行でも類を見ない極めて貴重なケースとなります。
そもそも大阪周辺は空港も密集している影響もあり、ブルーインパルスの展示飛行は35年ぶりとかなり久しぶり!

また、この展示飛行実現には関空を拠点に活動する関西航空少年団の活躍を忘れてはいけません。
彼らは「大阪にブルーインパルスを呼びたい!」この一心で多くの大人の力を借り、大阪府知事や防衛大臣のもとへ足を運んで誘致活動を行い、そしてまもなくその夢は現実になります。

そんな、未来ある若者たちの一つの夢が実現することで始まる大阪・関西万博、かなり楽しみな展示の機会、普段は飛行機を撮らない方もぜひ、その活躍を応援するためにご覧ください!

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    ブロガー
    元海上自衛隊パイロットで現在は会社員。 自衛官を辞めたら、想像以上に知らない人が多いことに気づいたので、自衛隊や飛行機に関する話を独自目線で書き始めた。
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