【初心者必見】エアショー(航空祭)の見どころ発見法と選び方

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 こんにちは!
 ジョーです!!

 自衛隊の関わるイベントといえば、全国各地で行われているエアショー(航空祭)が代表的ですね!
 既に参加された方もいるかと思いますが、実際に行ってみようと思ったときに「見どころはどこ?」とか「どこが面白いの?」などと思った方多いのではないでしょうか?

そこで今回は、全国各地で行われるエアショーについて見どころと選び方について紹介します。

エアショーの見どころ発見術

 北は北海道、南は沖縄までと全国にはいくつも自衛隊や米軍の基地がありますが、初めて行く皆さんはまず一番アクセスが容易な「自宅の近く」となる地域を選ぶと思います。全然問題無いのですが、その時訪れようとしている基地に「どんな飛行機がいるのか」を知るだけでも何を見ることができるのか伺うことができます。
 
 航空自衛隊の基地を例に挙げると・・
 千歳基地→政府専用機や戦闘機、しかも隣は新千歳空港なので民間機もたくさん見られる。
 松島基地→ブルーインパルスやF-2戦闘機が見られる。
 岐阜基地→航空自衛隊のほぼ全機種が見られる。

 
 などなど、各基地に配備されている航空機や部隊を少し知るだけで自分なりの見どころを見つけることができます。全国各地の自衛隊基地にいる航空機などを把握するのは大変なので、行きたい基地のHPやXを事前に確認すると手軽に確認できます。

開催地の特産などを知る!

 全国各地で行われるエアショーは、北は北海道、南は沖縄まで全国津々浦々です。なので、各地で行われるエアショーの売店エリアには、ミリタリー系や飛行機に関するグッズの他にご当地グルメのキッチンカーなども入るので、売店エリアを回って探すのも非常に楽しいです!

厚木基地スプリングフェスティバルで設けられた売店エリアの様子。


 ただし、出店する売店は自衛隊の各基地が何か月も前に募集し抽選で決定するのでどのお店が出店できるのかは直前まで分かりません(その辺うまく地元企業や自治体と連携してもっとうまくやるところを増やしてほしい)。
 
 また、皆さんのスケジュールにもよりますが、エアショーの後に温泉やグルメを堪能してはいかがでしょうか。
 エアショーの開催地となる飛行場は日差しなどを遮る場所があまりないので、会場を後にするときは汗まみれで疲労困憊です。
 帰るときに少し寄り道して地元の雰囲気を楽しみながら余韻に浸るといいのではないでしょうか?

 岩国フレンドシップデーを例に私がプランを作るとしたら、こんな感じです!
①基地内でアメリカンフードと大迫力のデモフライトを堪能
②イベントが終わったら岩国駅近隣の居酒屋で地元の日本酒と海産物を堪能(広島まで行ってお好み焼きなどを食べるのもアリ!)
③そして翌日はお土産を買いながら帰る。

 といった感じです。

 ちなみに、岩国市は日本有数の日本酒の産地で、酒蔵が市内に4つもあります。特に『獺祭』や『五橋』、『雁木』などが有名です。※ちなみに私は『五橋』をおススメします!

 朝早くから並んでイベントを楽しむこともすごくいいですが、終わった後の楽しみも用意するといいですよ!

主催するのは「誰なのか」を知る

 日本で行われるエアショーの多くは自衛隊か米軍が主催しています。実はこの違いだけでも結構イベントの雰囲気や演出が全然違うので簡単に紹介します。

王道は航空自衛隊の「航空祭」

 国内エアショーといえば航空自衛隊の航空祭が一番メジャーです。
 開催基地に所属する戦闘機やブルーインパルス、外来機(開催基地以外から来る機体のこと)が派手なアクロバット飛行や10機近くが一挙に整列し飛ぶ「編隊飛行」など、普段は見られない飛行機の様子をを見ることができます。
 

機動飛行を行うF-15J戦闘機(Photo by JASDF)

 特にアクロバットチーム「ブルーインパルス」が来るときは、フライト前後にサイン会が行われるなど、ファンサービスも充実しており、普段は接することができないパイロット達とふれあうこともできます。
 
 また、意外に知られていないですが、航空自衛隊の基地には「警備犬」という基地を守る犬がおりまして、警備犬が実際に不審者を探す様子などを披露する「警備犬展示」というプログラムもあり、飛行機に興味が無い方も楽しめると思います!

警備犬が訓練の成果を披露する様子(Photo by JASDF)

航空祭じゃなくてもブルーインパルスを見る

 ブルーインパルスは主に航空自衛隊などの基地で飛行機に乗り込んでアクロバット飛行を披露しますが、全国で開催されるイベントでも披露される場合があります。
 これは通称「リモートショー」と呼ばれ、イベント開催地から少し離れた航空自衛隊の基地を離陸し、普段の演技では見られない隊形で飛んでくるので、航空祭では見られない演技を見ることができます。
 
 ブルーインパルスの年間スケジュールは航空自衛隊が公開していますのでコチラよりご覧ください。

アクロバット飛行を行うブルーインパルス Photo by JASDF

フライト無くても楽しい! 米軍のエアショー

 日本ではご存知の通り、自衛隊だけではなく米軍の基地も全国にあります。
 米軍のエアショーは自衛隊が主催しているイベントと異なり、米軍のルールで行うので(自衛隊と共同運用している基地でも同様)、いろんなところでアメリカンテイストを感じることができます。
 ただし、自衛隊のイベント以上にセキュリティチェックが厳しいので、来場の際は事前に身分証など事前にゲートで確認されるものを用意してください(持っていない場合は会場に入れませんのでご注意ください)。

セキュリティチェックを終えて会場に入るとそこはもうアメリカ!たくさんのアメリカンフードの屋台やライブパフォーマンスなど自衛隊主催の航空祭とは違ったテイストでまさに「お祭り」です!

観客に向かってファンサービスを行う米軍の搭乗員

 また、展示されている飛行機を囲んでいるロープがない場合も多く、間近で見るどころか触ることもできます。(不意に頭をぶつけたりしても自己責任なので、近づく時は気をつけてください!)
 輸送機などでは機内の見学もできますのでぜひ体験してみてください!
 
 イベント当日は、基地の周りにあるお店もイベント当日は軒先でアイスやビールなどを販売していますので基地に入らなくても楽しいです!

コミカルな展示が魅力!海上自衛隊のエアショー

 航空自衛隊や米軍のエアショーは、人気や知名度も非常に高いので人混みが非常に多いところが苦手な方にはちょっとしんどいです。(2023年11月に行われた岐阜基地航空祭の来場者数は約13万8000人!)
 ところが、海上自衛隊の航空基地のイベントでは内容も基地によって個性あふれていますが少々マイナーなところもあり、来場者数が少ないので車で入場しやすく人混みが気にならないことが多いです。

 しかし、海上自衛隊の航空機はUS-2救難飛行艇や「ホワイトアローズ」で有名なT-5練習機など、個性的な機種のほかに「ミニP-3C」のコミカルかつ完成度の高い演技が魅力で

ミニP-3の展示。ミニ潜水艦を追いかけている。

 ついでに海上自衛隊の航空基地周辺は、だいたい海が近いので海産物がおいしいところが多い(例:八戸航空基地→金華サバなど)ので、見学した後はグルメを楽しむこともいいかと思います。
 
 ただし、人混みという点では岩国や厚木の2つは例外です。米軍と共同開催で非常に派手なので、毎年数万~十数万人規模で来場します。入場するまでは非常に大変ですが、いずれの基地も非常に広いので、会場に入ればゆったりとできるスペースがあります。

アクロバット飛行を披露する「ホワイトアローズ」のT-5練習機

まるで実戦!大迫力の展示が魅力の陸上自衛隊

 陸上自衛隊は、エアショーができる基地(駐屯地)は航空自衛隊や海上自衛隊ほど大きくない場合が多いです。これは、ヘリコプターをメインに運用しているのでそこまで大きな飛行場を必要としないからです。
 ですが、陸上自衛隊の駐屯地は各都道府県にありますので、比較的参加しやすいと思います。
 
 そこでは訓練の成果をお見せする「模擬戦」や「訓練展示」が行われます。航空自衛隊や海上自衛隊が披露するデモフライトと違い、ヘリコプターだけではなく戦車などが目の前で走り回ったり、目の前で空砲を発射するなど臨場感は段違いでとにかく迫力満点です。
 
 特に毎年1月初旬に習志野演習場(千葉県)で行われる第1空挺団降下訓練はじめは、大小様々なヘリコプターや戦車などが目の前を縦横無尽に動きます。
  非常に近くから、ヘリコプターの大迫力の模様が撮影できます。

 実際に参加してきた際の模様は、下記で紹介しておりますのでご覧ください。

【イベントレポート】第1空挺団 降下訓練始め

演習場で訓練の様子を披露するCH-47輸送ヘリ

まとめ

 ここまで国内のエアショー(航空祭)について、様々な側面でお伝えしました。
 改めてまとめると、

 航空自衛隊ブルーインパルスや戦闘機などの飛行展示を楽しむ王道パターン、人混みには要注意
 海上自衛隊基地によっては戦闘機も来るのに人混みはほとんどない(穴場的イベント)。ただし、アクセスに難あり。
 陸上自衛隊航空基地は限られているが全国の駐屯地で行われている。航空・海上自衛隊とは違って、空砲などを使った臨場感のある展示が特徴。大きい音が苦手な人は要注意。
 米軍ライブパフォーマンスやアメリカンフードなど、飛行機などを見ない人も楽しめる内容。飛行機などもロープで囲わずに展示されている場合が多く、飛行機を触ることもできる。ただし、飛行展示をしないところもある。

といった感じで、それぞれのエアショーには開催される基地によって様々な特徴があります。そのほかには全国各地に基地がありますので、実際に参加する土地のグルメなどを楽しむと、イベントをいろんな角度で楽しめますよ!

一般公開されているKC-135空中給油機。

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