横田基地フレンドシップフェスティバル攻略法

イベント

こんにちは!
ジョーです!

 先日行われた岩国航空基地フレンドシップデーは天候にも恵まれ大変好評の様子でしたが、米軍主催のエアショーと言えばもう1つ、人気のものがあります!
そう、横田基地です!
 日本最大級の規模を誇るこの基地は当然イベントも大型で、基地周辺のいろんなお店も一緒になって盛り上がる“お祭り”という雰囲気が最も強い航空祭です。
 
 そこで今回は、そんな横田基地フレンドシップフェスティバルの予習としてその魅力や攻略法をご紹介します。

※本記事で紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

横田フレンドシップフェスティバルとは?

 日本では珍しく例年2日間開催され、約10~20万人も訪れる国内最大の動員を誇るエアショーの一つですです。

 岩国航空基地フレンドシップデーのようにたくさんのフライトがあるわけではないのですが、広大な基地の一部を開放しアメリカ空軍と航空自衛隊の航空機を中心に、戦闘機などがたくさん展示されます。
 また、2日かけて行われる多くのステージパフォーマンスではバンドのライブなどが行われるので、さながら野外フェスのような要素もあります。なので、「航空祭」というよりも「お祭り」の感覚に近い魅力があります。

イベントのフィナーレで行われる花火の打ち上げ。 Photo by USAF

横田フレンドシップフェスティバルの見どころ

フレンドシップフェスティバルは米軍主催という特徴が前面に出ており、展示飛行こそ少ないですが、その代わりにどの航空機での展示でも「ふれあう」機会が多いです。
また、例年イベント2日目(最終日)の夜には花火が打ち上げられ、飛行機と一緒に花火写真が見られることでも有名です。

プログラムは下の通りで、飛行展示などのスケジュールはまだ公表されていません。

横田基地フレンドシップフェスティバルのプログラム

展示飛行

 横田基地フレンドシップデーの展示飛行は、正直なところおとなしいです。多くの方が、航空祭といえば戦闘機の迫力あるシーンを思い浮かべる方が多いですが、ここではそんなに戦闘機は飛びません。
 昨年は、
 ・PACAFデモチーム(アメリカ空軍)
 ・MV-22デモ
 ・UH-1デモ
 の3つでした。
 
 今年のプログラムは公開されていませんが、今年も同じような内容になると思われます。
 横田基地には、米軍がチャーターする民間機が訪れることがマニアに有名です。数年前はアメリカ大統領のが乗る「エア・フォースワン」がイベント中に着陸するというサプライズがあったので、急遽プログラムとは関係ない飛行機が来るかもしれません!
 これは、Flightradar24でも捉えられる場合があるのでアプリを用意することをおススメします。

2023年の横田基地フレンドシップフェスティバルで展示飛行を行うMV-22。

地上展示

 地上展示は米軍や自衛隊以外に地元などフライトクラブで飛んでいる小型の飛行機も参加し非常にバリエーションに富んでいます。特にアメリカ空軍のC-5輸送機などの超大型機が柵に囲まれることなく展示されています。
 また広大な展示エリアを活かして、柵は極力設置せずに大小さまざまな飛行機だけでなく、米軍の車両などに触れることもできます。

横田基地フレンドシップフェスティバル2024の会場案内図

展示される飛行機など

 展示される飛行機たちは地元横田基地や近くにある航空自衛隊入間基地に所在する航空機を中心に、多くの航空機が展示され、一部は機内も見学することができます!
 前述したC-5輸送機などは大きな機体を活かし、機内に売店を設けています。
 今年参加する航空機について発表されましたのでご紹介します(一部は昨年参加した様子をお届けします)!

2022年横田基地フレンドシップフェスティバルの会場を上空から撮影した様子。 Photo by USAF
アメリカ空軍

 アメリカ空軍からは、C-130J、CV-22、C-12、C-5Mスーパーギャラクシー、C-17グローブマスターⅢ、UH-1N、F-16、F-22、EA-18、MV-22の計10機種が参加します。

フライトラインに並べられた展示機たち。手前から、C-5M輸送機、C-17輸送機、KC-10空中給油・輸送機。

 F-16戦闘機は、様々なカラーリングの機体が来ており、見比べるのも非常に面白かったです。

2023年のフレンドシップフェスティバルで展示されたF-16戦闘機。

 今回の目玉はF-22Aラプター、ステルス戦闘機!世界最強とも呼び声が高いこの戦闘機を見ることができます!

横田基地フレンドシップフェスティバルにて展示される予定のF-22戦闘機。第5世代戦闘機として世界最強を誇る。 Photo by USAF
アメリカ海兵隊

 アメリカ海兵隊からは、AH-1ZやCH-53Eなどのヘリコプターが参加していました。残念ながら、今年は参加しない模様です。

2023年のフレンドシップフェスティバルで展示されたAH-1Z(右)とCH-53E(左)

 柵でほぼ囲んでいなかったので、連日多くの方が興味津々で機体の外板を触ってみたり写真を撮ってみたりするなどしてました。

AH-1Z戦闘ヘリの周りで写真撮影などを行う来場者。
航空自衛隊

 航空自衛隊からは、C-2、C-130H、F-2、F-15、T-4、U-680Aの計6機種が参加予定です。昨年はCH-47JA輸送ヘリがさらにいたほかに、それぞれの機体にパイロットや整備員がが立っていたので、話しかける方も多くいました。

横田基地フレンドシップフェスティバルで展示された航空自衛隊の航空機。

 C-2輸送機などは、機内を見学できたので普段は見られない飛行機の中を見たい来場者の長蛇の列ができていました。

航空自衛隊のC-2輸送機を見学する様子。
その他

 いわゆる航空祭は、軍用機がメインで展示されますが横田基地では地元のフライトクラブなどからも参加していました。特に小型の水上飛行機なども来ており、ユニークなラインナップにシャッターを切る来場者も多くいました。

日本に2機しかいないカブクラフターズ CC19-180 水上飛行機。奥にはHonda jetも並んでいる。

広大なフードエリア

 お祭りムードを盛り上げるものの1つがフードエリア!
 お祭りの縁日みたいにさまざまな店が立ち並びます。定番の焼きそばや串焼きだけでなく、ピザをはじめとしたアメリカンフード(当然サイズは大きい)のお店もありますので、飛行機に興味が無くても、フードエリアへ行くだけでも非常に楽しいです。

横田基地のフードエリアで販売されていたピザとビール。

 また、ドリンク類も日本にも売られているブランドがアメリカ仕様になっているなど見ていて面白いものがたくさんあります。
 スポーツドリンクやエナジードリンクも見かけたことのあるロゴの商品が多いですが、大きさや味がアメリカ仕様なので、試してみてください。
※成分が強かったりするそうなので飲みすぎ注意!

会場案内図のAからPのエリアにフードやグッズが販売される。

横田基地までのアクセス

 横田基地は非常に大きい基地なのでゲートがたくさんあるのですが、入門用のゲートは第5ゲートと呼ばれるところになります。
 ゲートには最寄駅から徒歩でしか入門ができないのでご注意ください。

 第5ゲートの場所は上記のマップの通りで、JR青梅線・西武拝島線の拝島駅かJR青梅線の牛浜駅から向かうのが定番ルートです。
 
 牛浜駅が最寄りで、第5ゲートまで徒歩約10分の距離です。
 また、拝島駅からだと徒歩20分かかりますが道中にコンビニを数件通るので、万が一飲み物を忘れたり現地調達する場合は利用しやすいことと牛浜駅への乗り換えまでに時間がかかることがあることなどから、拝島駅を利用する方は例年多いです。

横田基地までの道中の様子。フレンドシップフェスティバルに合わせて近隣でもさまざまな店が出展されている。

 ゲートまでは確かに渋滞しますが、ゲート前にある交差点は終日地元の警察が交通整理をしていますので、渋滞しだすと流れが遅くなりますが確実に流れては行きますので体力と相談しながら並びましょう。

※重要※ セキュリティチェックと持ち込み禁止品

 米軍主催のイベントは、入門時のセキュリティチェックが必須となります。その際の注意事項や持ち込み禁止品についてまとめましたので、必ず準備の際に確認してください。

セキュリティチェックを終え入門する来場者たち。 Photo by USAF

セキュリティチェックについて

 入門時、ゲートに設けられた検査場で身分証の確認と手荷物検査を行います。その際に有効となる身分証明書は以下の通りです。

セキュリティチェックで必要なもの

日米国籍で16歳以上:写真付き身分証明書(パスポート、運転免許証、マイナンバーカード、住基カードのいずれか)の提示が必要です。※運転免許証の場合は暗証番号をご確認ください。

日米国籍以外の方:パスポート及び在留カードの提示と、72時間前までに事前登録もしくは会場での登録が必要です。登録サイトは横田基地フレンドシップフェスティバル公式HPよりご確認ください。

持ち込んでは行けないもの

 リストをご紹介する前に注意事項、大きな荷物の持ち込みは避けてください。セキュリティチェックは持ち込むカバンなどを全て確認するため、大きければ大きいほど確認の時間は延び、スタッフの負担はかかるうえに後続で並んでいる方の迷惑だけかけることになります。
スムーズな入場を促すため、できるだけ荷物は軽くしましょう!

持ち込み禁止品リスト
・大型手荷物、バック
・アルコール飲料
・ガラス瓶類
・自転車
・三輪車
・動物(ペット)※介助犬等は事前にご相談ください。
・キックボード、ローラースケート、スケートボード
・無線操作機器(ラジコン・ドローン等)
・遊具(凧、ボール等)
・軍服、装備品等 
・個人の識別の妨害となるコスチューム 
・武器とみなされる可能性のあるコスチュームの小道具
・武器(モデルガン、エアガン等)
・刃物類(カッター、ソリ、ハサミ、刀等)
・爆発物(花火等)
・薬物
・危険物全般

その他

 会場内は非常に広く、イベント当日は暑くなることが予想されます。そのため熱中症など、体調不良になってしまう可能性が十分にあります。
 個人的に持っていくべきアイテムをご紹介しますので、参考にしてください。

飲み物

 会場は暑く照り返しが強いことが多いので、麦茶とスポーツドリンクをおススメします。特に味がさっぱりしているので、現地で販売されているピザなど味が濃いモノと合わせても比較的問題ありません。
 ちなみにアルコール類の持ち込みは禁止ですが、会場内では売っていますので、節度を守ってお酒を飲みながらイベントを楽しめます。

日差し対策

 持ち込み禁止品リストには入っていませんが、人が密集するところでは日傘は周りの方に当たる可能性があるので、帽子やサングラスを活用し日差し対策をしてください。

レジャーシート

 横田基地は広大なスペースを利用しイベントを楽しめますが、座るところがほとんどないので、食事をするときは空いているスペースで座ります。
 動線を邪魔しない程度に腰を落ちつけるスペースを確保するために、小さめのレジャーシートを用意すると便利です。

おわりに

 皆さんは当然のようにスマホをお持ちかと思いますが、イベント当日は最新情報の確認や連絡、写真撮影などにスマホを多用すると思います。
 炎天下でフル回転する形になりますので帰るころには充電切れ寸前になるでしょう。そこで、モバイルバッテリーの持ち込みは必須になりますので今のうちに用意してください!
 
 横田基地フレンドシップフェスティバルはプログラムにある通り、最終日は20時ごろから花火を打ち上げる予定なのでかなり長い時間会場にとどまっている方も多いと思います。
 
 すでに同行する人との待ち合わせ時間や荷物をまとめるなど準備をしているとは思いますが、抜かりなく行ってください。
 
 ここまで紹介した他にもエアショーへ持っていくと役立つグッズや知識などがいくつもありますので、これに関しては下記記事を参考に準備してください。

エアショー(航空祭)で役に立つグッズ

【必読】航空イベントなどで遭遇する迷惑客とその対処法

コメント

タイトルとURLをコピーしました