【イベントレポート】岩国航空基地フレンドシップデー2024

イベント

 先日開催された岩国航空基地フレンドシップデー、イベント主催者の発表では11万3000人が訪れ大変盛り上がりました!

 ゴールデンウィークということもあり、数日前から予行練習する様子を見学するファンが多く、当日イベントへ参加した方のSNS投稿も連日のように賑わっていましたね。
 さて、そんな岩国航空基地フレンドシップデーの様子をご紹介します!
 イベントの振り返りや来年の参考にしてください!

 ちなみに、開催前の事前情報は下記にまとめています。参考にご覧ください。

日本最大級のエアショー、岩国基地フレンドシップデー攻略法

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イベントスケジュール

 展示飛行のスケジュールは事前に発表されましたが、詳しいタイムスケジュールは結局公開されませんでした。
 また、当日は夕方から雨が降る予報だったので、ブルーインパルスのフライトが前倒しになるなどスケジュールは柔軟に変更されました!
 
 実際に行われたスケジュールがこちらです!

 09:40 FASTRAX フラッグジャンプ
 09:50 ウイスキーパパ アクロバット飛行(1回目)
 10:05 CVW-5 Fly over
 10:45 F-35B DEMO
 11:20 ブルーインパルス アクロバット飛行
 12:20 MAGTF DEMO
 13:05 F/A-18F DEMO
 13:25 Team Yoshi Muroya And LEXUS アクロバット飛行
 13:55 航空自衛隊航空学生 ファンシードリル
 14:20 陸上自衛隊 ファストロープ展示
 15:00 ウイスキーパパ アクロバット飛行(2回目)
 15:15 F-2 展示飛行

岩国航空基地フレンドシップデーのイベント直前に発表されたプログラム アメリカ海兵隊岩国航空基地Xより出典

地上展示

 地上展示はアメリカ海兵隊と空海軍、陸海空自衛隊のさまざまな飛行機などが岩国基地に訪れて展示されました。
 ただし、当初予定されていたA-10攻撃機は部隊側の都合(?)で展示はキャンセルとされていました。

 もともと予定されていた展示機についてはこちらをご覧ください。

 展示は2つの会場に分かれて行われておりました。それぞれの会場で展示されていた航空機について紹介します。
 それぞれのエリアの呼び方は、こちらの会場マップを元に紹介します。

イベント会場のマップ 岩国航空基地フレンドシップデー公式HPより出典

エリアAの展示機

 会場の出入り口側になるエリアAでは、米軍機を中心に外来機(岩国航空基地所属機じゃない航空機)やヘリコプターが多く展示されました。

エリアAの様子。アメリカ軍や陸上自衛隊の航空機を中心に展示されている。

 特に人気だったのは、三沢基地から訪れたVAQ-138(第138電子戦飛行隊)所属のEA-18Gグラウラー電子戦機です。ランページ・イエロージャケット(暴れるキイロスズメバチ)と呼ばれる部隊を象徴するようなセンスあふれる塗装に来場者の人気を集めていました。

エリアAに展示されたEA-18Gグラウラー電子戦機。派手な塗装で来場者の人気が高かった。

ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 EA-18G グラウラー VAQ-138 イエロージャケッツ 2022 プラモデル 02461

エリアBの展示機

 有料観覧席も設けられ、飛行展示の様子を近くで見られるエリアBは、地元岩国航空基地に所属している米軍機や海・航空自衛隊の飛行機が多く展示されていました。
 
 会場の中心には、トップガン・マーベリックで有名なアメリカ海軍のF/A-18E/F戦闘機やアメリカ海兵隊のF-35B戦闘機が並べられ、そばには部隊のグッズショップも開かれていました。

ゲートオープン前、エリアBに並べられたF-35B(左)とF/A-18E(右)戦闘機。

 その他には自衛隊のF-15JやF-2戦闘機のほかに、海上自衛隊のEP-3やU-36Aなども展示されていました。

エリアBの様子。

飛行展示

 日本で最もバリエーション豊かな岩国での飛行展示は、前述のとおり午後から天候が悪くなる予報が出ていたのでスケジュールを前倒しで実施されました。
 しかし、ブルーインパルスは今シーズン初めての第1区分(ループなど、上昇を伴う課目をフルで行うパターン)を披露したほかに、そのほかのフライトもプログラムで予定されていたショーは全て行われました。

デルタループを披露するブルーインパルス。

 個人的に好きだったのはウイスキーパパのアクロバット飛行、青空にネイビーと黄色の機体がよく映えました!

滑走路上を超低空飛行するウイスキーパパのエキストラ300。

 岩国航空基地といえばアメリカ海軍と海兵隊の戦闘機によるデモフライト!今年は昨年に比べ、天候に恵まれたのですごく気合の入ったように感じました!

CVW-5 Fly byで編隊飛行を披露するF/A-18E/FおよびEA-18G。

 大迫力のMAGTFデモ、戦闘機にヘリコプター、兵士が敵陣地を制圧する様子をデモンストレーションします。日本では唯一(たぶん)となる火柱が上がるほど強力な爆破の演出!
 最後の「ウォール・オブ・ファイア」は爆風を感じるほどでした!

MAGTFデモのラストを飾る「ウォール・オブ・ファイア」、ブルーインパルスの背後に火の壁が広がる。 Photo by USMC

その他

 岩国航空基地の楽しみ方の1つがアメリカンフード!当然楽しみました。
 やはり、ホットドッグやピザは人気で朝から長蛇の列ができていました。私も何とか買えましたが早々に売り切れになるメニューもあったようです。
 私はホットドッグとポークグリルサンドを注文しましたが、ホットドッグがあまりにも大きくてびっくりしました!

フードショップで購入したホットドッグ(中)とポークグリルサンド(右)。

 もう一つ気になったところが有料観覧席です。私自身はメディアスポンサー席というところで、一般席とは異なるところから撮影などしていました。
 なので、基本的には有料席に立ち入ることはしなかったのですが、外から見ている限りではそこまで不満を持つような要素はなかったかと思って見ていました。
 座席はひな壇タイプなので、不用意に立ち上がらなければ迷惑かからないうえに視界は良好、売店やトイレも区画内に設けられていたので一般席ほど並ぶこともなく個人的には快適にイベントを楽しめる用意はしっかりしていたと思います。

雑感

 もう少し晴れればもっと良かったかもしれませんが、イベント全体として「やはり日本最大級のエアショーであることは間違いない!」という充実した内容でした。
 ただ、例年と比較するとアメリカ空軍の参加規模が少ないように感じました。もしかすると訓練などの都合もあったかもしれないのでその辺は仕方ないことなんですけど、PACAFデモチームなどの参加がなかったことは少々寂しいです。
 個人的に一つ残念だったことは、シャトルバスを待つ場所取りです。
 事前に公開した記事にも紹介していますが、JR岩国駅と会場の間でシャトルバスを運行していました。これを待つための場所取りがイベント前日の昼過ぎには出来ていたので衝撃を受けました。
 シャトルバスの運行開始が翌日の朝なので、これを待つくらいならしっかり休んで翌朝歩いて岩国航空基地へ向かった方がかなり負担は少ないと感じてしまいました。自他共に百害あって一利なしという気しかしなかったので、全く理解できません。
 
 そんな残念な部分は来年に向けて検討されると信じて来年も楽しみにしようと思います!
 
 撮影した作例などはXInstagramを中心に展開しますのでぜひこちらもご覧ください!

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