TAMRONの2大最新レンズを借りてみた!

こんにちわ!
じょーです!
今回はブログやSNSで大活躍している写真のお話。
レンズメーカーのTAMRONから最新レンズをたまたまお借りする機会をいただいたので、こちらについて紹介します!
すでに多くのメディアやYouTuberをはじめいろんな方がレビューしているので、私からは「飛行機を取る場合使えるのか?」というところを念頭に置いて紹介しようと思います。

借りたレンズについて
今回お借りしたレンズは2024年に発売された「50-400mm F/4.5-6.3 Di Ⅲ VC VXD」と「90mm F/2.8 Di Ⅲ MACRO VXD(通称:タムキュー)」の2本です。
私は普段、ニコンのエントリーモデルであるZ50というボディを使用しているので、こちらのZマウント版について紹介します。
50-400mm F/4.5-6.3 Di Ⅲ VC VXD
こちらは、ズームレンズの中でもいわゆる「高倍率ズーム」というものにカテゴリーされるものです。
50mmという標準域から400mmという望遠域までカバーすることで、1本あれば多くのシーンで活躍することができるレンズです。

主な作例
こちらのレンズで撮った作例がこちらです。
50mmから400mmまで比較的画質が安定して撮影ができ、画質の劣化は少ないという印象でした。
ただし、野鳥など被写体の大きさ(特に小さい個体)などによっては特に望遠端で解像が甘くなるという印象でした。ただし、それは他の望遠ズームレンズでも同じことが言えるのでそこを考慮して撮影に臨めば特に問題はないです。

スペック
メーカーから公表されている主なスペックは以下の通りです。
画角(対角画角) | 46°48'- 6°11' <35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> | |
レンズ構成 | 18群24枚 | |
最短撮影距離 | 0.25m (WIDE※50mm) | 1.5m (TELE※400mm) |
最大撮影倍率 | 1:2 (WIDE※50mm) | 1:4 (TELE※400mm) |
手ブレ補正機構 | あり | |
フィルター径 | Φ67mm | |
最大径 | Φ88.5mm | |
長さ* | 183.4mm(Eマウント) | 185.8mm(Zマウント) |
質量 | 1,155g(Eマウント) | 1,180g(Zマウント) |
絞り羽根** | 9枚(円形絞り) | |
最小絞り | F22-32 | |
標準付属品 | 花型フード、フロントキャップ、リアキャップ | |
対応マウント | SONY Eマウント、NIKON Zマウント |
90mm F/2.8 Di Ⅲ MACRO VXD(タムキュー)
このレンズはTAMRONが作る単焦点レンズと言われるレンズです。
1979年に初代タムキューが誕生後、何度も進化を重ねミラーレス一眼向けに開発されたのがこのレンズです。
マクロレンズといい接写に対応したレンズです。


主な作例
こちらのレンズで撮った作例がこちらです。
ピント面の描写が非常にはっきりしていますが、シャープネスがすごく効いたというよりは、自然な形ではっきりした描写をしているという印象があります。
ボケも綺麗なので、ポートレートなどにも良さそうです。
航空祭では、地上展示機や装備品の撮影やブルーインパルスの展示飛行(ソロ演目以外)を引き気味で撮る場合に適しているという印象です。

スペック
メーカーから公表されている主なスペックは以下の通りです。
画角(対角画角) | 27°2′ <35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> | |
レンズ構成 | 12群15枚 | |
最短撮影距離 | 0.23m | |
最大撮影倍率 | 1:1 | |
フィルター径 | Φ67mm | |
最大径 | Φ79.2mm | |
長さ* | 126.5mm (Eマウント) | 128.5mm (Zマウント) |
質量 | 630g (Eマウント) | 640g (Zマウント) |
絞り羽根** | 12枚 (円形絞り) | |
最小絞り | F16 | |
標準付属品 | 丸型フード (フィルター回転窓付)、フロントキャップ、リアキャップ | |
対応マウント | SONY E マウント | NIKON Z マウント |
実際に使用した感想
こちらのレンズを約1ヶ月借りて感じたことは次のとおりです。
50-400mmの場合
AFの速さ
VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)というリニアモーターフォーカス機構を搭載し、ピント合わせが速くそして静かでした。
他社同クラスのレンズと比較しても速い部類ですので、ボディも最新機種にしたらその恩恵はフル活用できると思います。
手ぶれ補正
VC(Vibration Compensation)という独自開発の手ぶれ補正機構を搭載しています。
仕事で漁船くらいの大きさの船に乗って撮影をしましたが、強力な手ぶれ補正機構のおかげでその影響は少なかったです。
私がメインで使っているZ50というボディに手ぶれ補正がないので、非常に助かりました。
重量感
このレンズの重量は約1.1kgと望遠レンズでは軽量の部類にですが、個人的には割と重量感を感じるレンズだと思いました。
Nikonの純正レンズと比較すると、持った感覚では少し重心が前寄りになっているように感じたので、それが原因かもしれません。
タムキューの場合
AF駆動音
結論からお伝えすると非常に静かでした。静かな場所でAFを駆動させても駆動音はほぼ感じませんでした。
AFの速さ
ボディを変えなくてもAFの速さは非常に速いと感じました。この理由として、VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)機構で使用されているリニアモーターが、通常では1つ搭載のところをこのレンズには2つ搭載しているからです。
他社レンズとの比較
他社から発売されている400mmくらいまでの焦点距離のレンズと簡単なスペック比較をしたところ次の通りです。
価格については各社の公式オンラインショップから引用しています。
50-400mmの場合
タムキューの場合
まとめ
ここまでの内容をまとめるとまず、今回紹介した2つのレンズが「飛行機撮影に向いているか」という問いに答えると「向いている」という結論に達しました。
その理由として、「解像度が高い」、「手ぶれ補正が強い」、「軽い」の3つ(タムキューは手ぶれ補正がないので2つ)が挙げられます。
とはいえ、使用感は個人差があるので家電量販店へ行くなど体験する機会があれば活用することをオススメします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
それぞれのレンズの魅力が少しでも伝わっていれば非常にありがたいです。