【NEWS】防衛省・自衛隊 今後の観閲式等について中止

こんにちは!
じょーです!
いつも飛行機や自衛隊について、自分の経験談を交えながらできるだけ分かりやすくその世界をご紹介しています。
今回お届けするニュースは「防衛省・自衛隊 今後の観閲式等について中止」。
自衛隊が発表した資料をもとに要点などをまとめたので、ぜひご覧ください!
発表された内容
防衛省が7月30日発表した内容は以下のとおりです。
防衛省・自衛隊におきましては、例年、全国から多数の部隊・装備を一か所に集結させ、観閲式、観艦式及び航空観閲式(以下「観閲式等」という。)を実施してまいりました。
しかしながら、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する現在、隙のない我が国の防衛態勢を維持する上で、そのような観閲式等を実施することは困難な状況に至っております。このため、今後、観閲式等は、我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変化しない限り、実施いたしません。
観閲式等は、観覧や映像配信により、自衛隊の活動等に対する国民の皆様の御理解をいただく機会の一つとしてまいりましたが、防衛省・自衛隊におきましては、自衛隊の活動等を広く国民の皆様に御理解いただく機会として、各部隊所在地におきまして様々な工夫を凝らした装備品展示、体験搭乗等の広報行事を行い、引き続きその充実に努めております。各地の広報行事の今後のスケジュールにつきましては、次のURL/2次元コードから御覧いただけますので、是非御参加ください。
防衛省HPより引用


Joe’s point
このニュースでじょーが気になったポイントを紹介・解説します。
観閲式等を辞めることで得られるメリットは?
これは、自衛隊の負担を減らすことに他なりません。
観閲式等の準備は、防衛省にある陸海空自衛隊の幕僚監部で何年も前から準備室が設置され、開催地や実施する内容、招待者のリストアップなど多岐にわたります。
また、現場で任務を行う護衛艦や戦闘機などの部隊は、任務の合間でその訓練を行います。
2022年に海上自衛隊主催で行われた国際観艦式では、アメリカなど12カ国の海軍や海上保安庁、陸空自衛隊も加わり、艦艇など39隻、航空機33機が参加しました。
その際、「フリートウィーク」と称して広報イベントを2週間にわたって行いました。
つまり、それだけの規模の部隊の隊員達が任務に集中できるだけでなく、休息などに充てることができるのでより効率的な部隊運用ができます。
今後、観閲式等は復活するのか?
防衛省から出されたリリースには、「今後、観閲式等は、我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変化しない限り、実施いたしません。」と書かれています。
これは裏を返すと「安全保障環境が大きく変化したら、観閲式等を再開するつもりです」とも捉えられる内容です。
しかし、現状では周辺国である中国・ロシア・北朝鮮がいわゆる“力で現状変更をしようとする国”として認知されている通り、実力(特に軍事力)の行使を仄めかせながら各国へプレッシャーをかけています。
その脅威がなくなるような政策転換や軍事力の縮小が確認された時に再開される可能性が出てきます。
まとめ
今回の記事のまとめです!
2024年7月30日、防衛省は観閲式・観艦式・航空観閲式などの「観閲式等」を今後実施しない方針を発表しました。
今後もじょーが気になるニュースが出てきたら、このような感じで紹介・解説していきます!
ご意見などがあれば、下記コメント欄よりお送りください!
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